7月25日(金)朝のNHKで、ニューヨークで最近新たなストリートスポーツが話題だとニュースになっていました。
その名も、「ハンドボール」。
街路沿いの建物跡を整地してフェンスで囲んだ「ハンドボール・コート」は、さながらストリート・バスケットボールが行われる雰囲気を醸し出しています。
そのコートにはコンクリート壁が一面あり、その壁へ向かって二人(別コートでは女性3人でやっていました)が立ち並び、テニスボールより一回り小さなボールを壁に素手で打ちつけ、跳ね返ってきたボールを別の者が素手で打つ、さらにその跳ね返りのボールを・・・。
そして、打ちそこなった場合に相手の得点となるというもの。
壁打ちテニスを素手でやっている感じですね。
スカッシュを素手でやっているイメージとも言えるでしょう。
しかし、私にとって見れば、そう、まるでペロタ(マノ)そのものなのです。
このペロタをご存知の人は、どれくらいいるでしょう。
日本ではあまり知られていないスポーツです。
ここでペロタについて少しご紹介します(引用『最新スポーツ大事典』大修館書店)。
ペロタの起源は、一般的にはピレネー山脈をはさむフランスとスペインの地、バスク地方に端を発するものといわれているが、源流はフランス中世のジュ・ド・ポーム(掌の遊び)の流れにつらなるものと考えられており、さらに他の多くのボールゲーム同様聖書の時代にまで遡るものといえる。
スペインでは1549年に日本にキリスト教を最初に伝えたイエズス会の宣教師フランシスコ・ザビエルの指に、ペロタで痛めた跡があったといわれている。
プレイヤーが壁面を向き互いに壁面にボールをはずませてゲームするもののうち、素手で行うものを「マノ」と呼びます。
ジュ・ドゥ・ポームは、テニスの起源にもつながります。

(ハイナー・ギルマイスター著『テニスの文化史』大修館書店1993年より)
ジュ・ド・ポームの起源には、こんなお話もあります。
時は12世紀、後に修道院院長になるピエールという学生が病に伏せていた。
すると幻覚の中で、悪魔が自分の魂を奈落の底へさらっていくのを見る。
奈落の底で、悪魔たちは二つのサイドに分かれ、鉄の爪にもまさる手で魂をボールがわりにしてラリーをしてもてあそぶ。
この地獄のレクリエーションをもとにして、ジュ・ドゥ・ポームができたとか・・・。
さて、少し長くなってしまいましたが、「ハンドボール」なるものを見て、ペロタ、ジュ・ドゥ・ポームと連想が広がりました。
何かつながりがあるのでしょうか・・・。
ニュースポーツ誕生秘話としても面白いかもしれません。
アンテナを張っておきたいと思います。
ちなみにこの「ハンドボール」は人気を博し、今では2000箇所ものコートがニューヨークにはあるとのこと。
競技会も開催され、プロ選手もいるそうです。
posted by SU-SpoCul at 21:34|
瀧元さんの投稿
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